
「平日は仕事で睡眠不足だから、休日にたくさん寝て取り返そう。」
多くの方が一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
休日は目覚ましをかけず、昼近くまで眠るという方も少なくありません。
では、本当に「寝だめ」で睡眠不足は取り戻せるのでしょうか。
近年の研究では、休日に長く眠ることには一定のメリットがある一方、平日に蓄積した睡眠不足を完全に回復させることは難しいと考えられています。
今回は、最新の研究をもとに「寝だめ」の効果についてご紹介します。
睡眠不足は脳にも身体にも少しずつ蓄積していきます
睡眠不足が続くと、「睡眠負債」が少しずつ積み重なっていくと考えられています。
睡眠中、脳では
・記憶の整理
・不要な情報の整理
・神経細胞のメンテナンス
が行われています。
また、身体では
・成長ホルモンの分泌
・筋肉や組織の修復
・免疫機能の維持
など、大切な働きが行われています。
睡眠時間が不足すると、こうした回復が十分に行われず、日中の集中力や判断力の低下、疲労感につながることがあります。
2019年の研究で分かった「寝だめ」の限界
2019年に学術誌『Current Biology』へ掲載された研究では、平日に睡眠不足となった人が週末だけ長く眠っても、睡眠不足による影響を完全には回復できないことが報告されました。
研究では、週末に睡眠時間を延ばしても、
・体内時計の乱れ
・インスリン感受性(血糖を調節する働き)の低下
・エネルギー摂取量の増加
などは十分には改善しませんでした。
つまり、休日だけ長く眠ることは、平日の睡眠不足を「帳消し」にする方法ではないことが示唆されています。
一方で、2024年の研究では新たなことも分かっています
一方で、2024年に約9万人を対象として発表された研究では、平日に十分な睡眠が取れなかった人でも、休日に睡眠時間を確保していた人は、そうでない人と比べて心血管疾患を発症するリスクが低い傾向が報告されました。
つまり、「寝だめは意味がない」というわけではありません。
疲労感や眠気の改善など、一時的な回復には役立つ可能性があることも分かってきています。
現在の研究では、
「休日の寝だめには一定のメリットはあるが、毎日の十分な睡眠に勝るものではない」
という考え方が主流になっています。
疲れを溜めにくくするために大切なこと
理想は、休日だけ長く眠るのではなく、毎日できるだけ一定の睡眠時間を確保することです。
とはいえ、仕事や家事、育児などで思うように睡眠時間を確保できない方も多いでしょう。
そのような時は、
・起床時間をできるだけ一定にする
・就寝前のスマートフォンを控える
・入浴などでリラックスする時間をつくる
・適度な運動を取り入れる
といった生活習慣も、睡眠の質を整えるために役立ちます。
「頭を休ませる時間」を意識してみませんか?
La HEADには、
「施術後は頭が軽くなった」
「考え事が整理されたように感じた」
というお声をいただくことがあります。
毎日忙しく過ごしていると、身体だけでなく、脳も休む時間が少なくなりがちです。
休日の寝だめだけに頼るのではなく、日頃から質の良い睡眠とリラックスする時間を意識することが、疲れを溜め込みにくい毎日につながるかもしれません。
La HEADでは、皆さまが心身ともにリラックスできる時間をご提供できるよう、一人ひとりに寄り添った施術を心掛けています。


