
私たちの身体は約60%が水分でできています。
脳も約75%が水分で構成されており、水分は神経細胞の働きや血流の維持など、さまざまな役割を担っています。
実際に複数の研究では、体重のわずか1〜2%の水分が失われるだけでも、集中力や注意力、短期記憶、作業効率などの認知機能が低下する可能性が報告されています。
例えば体重60kgの方であれば、約600〜1,200mLの水分を失った状態です。
これは激しい運動をしなくても、真夏の外出や冷房の効いた室内で長時間過ごすだけでも起こり得る水分量です。
また、「喉が渇いた」と感じた時には、すでに軽い脱水が始まっている可能性があるともいわれています。
つまり、喉の渇きを感じる前から、脳は少しずつ影響を受けていることがあるのです。
1日に必要な水分量の目安は?
では、実際にはどれくらいの水分を摂ればよいのでしょうか。
欧州食品安全機関(EFSA)では、1日に必要な総水分摂取量(飲み物と食事に含まれる水分を合わせた量)の目安を、
・男性:約2.5L
・女性:約2.0L
としています。
食事からも水分は摂取できるため、飲み物として補給する量の目安は、
・男性:約2.0L
・女性:約1.6L
程度になります。
もちろん、これはあくまでも一般的な目安です。
気温が高い日や運動をした日、汗をたくさんかいた日は、その分多めの水分補給が必要になります。
一度に大量に飲むのではなく、こまめに補給することがポイントです。
デスクワーク中ほど水分不足に気付きにくい
意外かもしれませんが、水分不足は屋外で活動している時だけではありません。
デスクワーク中や勉強中は、仕事や作業に集中することで喉の渇きを感じにくくなることがあります。
さらに、冷房が効いた室内では汗をかいている実感が少ないため、自分では気付かないうちに水分不足になっているケースも少なくありません。
「午後になると集中できない」
「夕方になると頭が重い」
という方は、睡眠不足や疲労だけでなく、水分補給のタイミングも見直してみる価値があります。
水分補給だけでなく、「脳を休ませる時間」も大切です
もちろん、脳のコンディションは水分だけで決まるものではありません。
十分な睡眠や適度な休息、リラックスする時間も、脳を健やかに保つためには欠かせません。
La HEADには、
「施術後は頭が軽くなった気がする」
「考え事が整理されたように感じた」
というお声をいただくことがあります。
日々の忙しさの中では、頭を休ませる時間を意識的に作ることは意外と難しいものです。
暑さで疲れやすいこの季節だからこそ、こまめな水分補給とともに、脳や心をゆっくり休ませる時間も大切にしてみてはいかがでしょうか。


