
「最近、疲れが抜けにくい」
「仕事のストレスでリラックスできていない」
「寝ても頭がスッキリしない」
このようなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
ストレスを感じると、私たちの身体ではさまざまなホルモンが分泌されます。
その中でも代表的なのが、コルチゾールと呼ばれるホルモンです。
今回は、ヘッドマッサージとストレスホルモンの関係について報告された研究をご紹介します。
コルチゾールとは?なぜ「ストレスホルモン」と呼ばれるの?
コルチゾールは、副腎から分泌されるホルモンで、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
ストレスを受けたときに身体を守るため、
・血糖値を維持する
・炎症を抑える
・エネルギーを作り出す
など、私たちが健康に生活するために欠かせない働きをしています。
そのため、コルチゾール自体は悪いものではありません。
しかし、ストレスが長期間続くことでコルチゾールが高い状態になりやすくなると、疲労感や睡眠の質の低下、集中力の低下などに関わる可能性があるとされています。
だからこそ、現代では「ストレスをため込み過ぎないこと」が、心身の健康を維持するうえで大切だと考えられています。
ヘッドマッサージとストレスホルモンの関係を調べた研究
2016年に発表された研究では、20~49歳の女性会社員34名を対象に、15分または25分の頭皮マッサージを週2回、10週間実施しました。
その結果、
・コルチゾール
・ノルアドレナリン
・血圧
に有意な変化がみられました。
研究者らは、頭皮マッサージによって交感神経の働きが穏やかになり、副交感神経が優位になりやすくなることで、心身のリラックスにつながる可能性があると考察しています。
一方で、心拍数には有意な変化はみられませんでした。
つまり、この研究は「ヘッドマッサージですべての身体指標が改善する」というものではなく、ストレスに関わる一部の指標に変化がみられたことを報告した研究です。
忙しい毎日だからこそ、リラックスする時間を
もちろん、この研究だけで「ヘッドマッサージを受ければストレスが解消する」「睡眠が改善する」と断定することはできません。
しかし、頭皮マッサージが心身のリラックスにつながる可能性を示した研究の一つとして、とても興味深い内容です。
デスクワークやスマートフォンの使用が増えた現代では、知らず知らずのうちに頭や首・肩へ負担がかかり、緊張した状態が続いている方も少なくありません。
だからこそ、忙しい毎日の中で、自分自身を労わり、ゆっくりリラックスする時間をつくることも大切です。
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