
一日の終わりに、温かいアイマスクを目元にのせる。
それだけで「ホッとする」「眠くなってくる」と感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。
パソコンやスマートフォンを長時間使う現代では、「目元を温める=疲れた目を休ませるもの」というイメージが強いかもしれません。
ところが近年の研究では、目の周囲を温めることと、寝つきや睡眠との関係についても興味深い結果が報告されています。
なぜ、身体全体ではなく「目元」を温めることが睡眠と関係するのでしょうか。
2025年の研究では、4週間「目元を温める」生活を調査
2025年に『Journal of Sleep Research』に掲載された研究では、軽度の睡眠問題を抱える女性労働者64人を対象に、就寝前に目の周囲を温めるグループと対照グループに分け、4週間にわたって変化を調べました。
その結果、目元を温めたグループでは、不眠に関する評価だけでなく、主観的な入眠時間や睡眠による回復感、就寝前の不安感などにも改善がみられました。
ポイントは、一晩だけ「気持ちよかったか」を調べた研究ではなく、就寝前の習慣として4週間継続していること。
もちろん64人という限られた対象者による研究であり、「目を温めれば不眠が改善する」とまで断定できるものではありません。
それでも、就寝前の目元の温めが、単なる心地よさだけではなく、睡眠との関連でも研究されていることは興味深いところです。
なぜ「目元」を温めると寝つきに関係する?
そのヒントになるのが、私たちが眠る前に起こる体温の変化です。
人間は眠るとき、単純に身体全体が温かくなって眠るわけではありません。
就寝前になると手足などの末端の血流が増え、そこから身体内部の熱を外へ逃がしていきます。それによって深部体温が下がっていくことが、自然な入眠と関係しています。
つまり、
手足が温かくなる → 身体から熱を逃がしやすくなる → 深部体温が下がっていく
という流れです。
以前の記事でご紹介した「頭寒足熱」と睡眠の関係にもつながる、人間の体温調節の仕組みです。
目元を温めたら「手足」まで温かくなった?
ここで興味深いのが、2020年に『Scientific Reports』に掲載された研究です。
健康な成人18人を対象に目の周囲を温めたところ、目元だけではなく手足の皮膚温も上昇しました。
さらに、入眠までの時間が短くなる変化も確認されています。
つまり、目元を温めることによって局所的に温かくなるだけではなく、身体の末端にも温度変化が生じたということです。
研究では、こうした変化が、睡眠前に起こる身体からの放熱を促し、入眠をサポートした可能性が考えられています。
「目元を温めると、なんとなく眠くなる」
という感覚の背景には、単なる気分だけではなく、睡眠前の体温調節が関係している可能性があるわけです。
「熱ければ熱いほどいい」わけではありません
ここで注意したいのは、目元を高温にすればするほど眠りやすくなるわけではないことです。
目の周囲は皮膚が薄くデリケートな場所です。
大切なのは強い熱刺激を与えることではなく、心地よいと感じられる温かさで、無理なく過ごすこと。
また、睡眠には体温だけでなく、生活リズム、夜間の光、ストレス、カフェイン、室温など多くの要因が関係しています。
温かいアイマスクは睡眠の治療法ではありませんし、「使えば必ず眠れる」というものでもありません。
あくまで、就寝前に身体と気持ちを休息へ切り替えていくための習慣のひとつとして考えるのがよいでしょう。
寝る前までスマホを見る人こそ「目を閉じる時間」を
現代では、仕事で一日中パソコンを見た後、帰宅してからもスマートフォンを見続け、そのままベッドに入る方も少なくありません。
そんな日には、寝る直前まで情報を追い続けるのではなく、
スマートフォンを置く
→ 目を閉じる
→ 目元をじんわり温める
という時間をつくってみるのもおすすめです。
温かさだけでなく、「見ること」をやめる時間そのものが、一日の終わりをつくるきっかけにもなります。
La HEADの「SIGNATURE COURSE」で、目元までゆっくり休める時間を
La HEADでは、通常のドライヘッドスパにさらに上質な心地よさを加えたSIGNATURE COURSE(シグネチャーコース)をご用意しています。
SIGNATURE COURSEでは、施術中に温かいアイマスクを使用。
頭だけでなく、首・肩・腕まで丁寧にケアしながら、目元をじんわりと温めていきます。
さらに、心地よい香りに包まれる天然アロマオイルやマグネシウムジェルなども取り入れ、施術後には専用のリフレッシュルームで余韻を楽しんでいただけます。
温かいアイマスクそのものが睡眠を保証するわけではありません。
それでも、パソコンやスマートフォンから離れ、目を閉じ、頭から首・肩・腕まで身体を預けて過ごす時間は、忙しい毎日の中では意外と少ないものです。
いつものドライヘッドスパを、もう一段上質な時間へ。
仕事や日常で頭も目も使い続けている日に、La HEADのSIGNATURE COURSEで、何もしない贅沢なひとときをお過ごしください。


