
仕事中、パソコンの画面を見ながら頬に手を当てる。
考え事をしているときに額を触る。
疲れてくると、目元を押さえたり、顔や髪に手を伸ばしたりする。
皆さんも、気付かないうちにこんな行動をしていませんか?
このように自分の身体を自分で触る行動は「セルフタッチ(self-touch)」と呼ばれています。
一見すると単なる癖のようですが、実はセルフタッチとストレスや感情との関係は、心理学や神経科学の分野でも研究されています。
なぜ人は無意識に自分の顔を触るの?
セルフタッチには、腕を組む、髪に触れる、頬に手を当てるなどさまざまな行動があります。
その中でも特に多いのが、顔や頭へのセルフタッチです。
興味深いのは、こうした行動がストレスや緊張など、心理状態が変化する場面で増える可能性が報告されていることです。
ドイツのライプツィヒ大学などの研究チームは、参加者に心理的なストレスを与え、その前後でセルフタッチがどのように変化するかを調べました。
その結果、ストレスが高まる状況では、セルフタッチの頻度が増加することが確認されています。
つまり、緊張したときに無意識に顔や頭へ手を伸ばしてしまう行動には、単なる癖だけではなく、心理的な状態が関係している可能性があるのです。
セルフタッチには「自分を落ち着かせる」働きがある?
さらに興味深いのが、セルフタッチをしている最中の身体の変化です。
研究では、ストレスによって心拍数が上昇したあと、セルフタッチを行っている時間には心拍数が低下する方向の変化が観察されています。
研究者らは、こうしたセルフタッチがストレスに対する身体の反応を調節する、いわゆる自己調整(self-regulation)に関わっている可能性を指摘しています。
私たちが緊張したときに、
「頬に手を当てる」
「額を押さえる」
「髪や頭を触る」
といった行動を無意識にしているのも、自分自身を落ち着かせるための自然な反応なのかもしれません。
ただし、セルフタッチをすれば必ずストレスが軽減する、ということまで証明されているわけではありません。
「顔を触る=疲れている」とは限らない
ここは大切なポイントです。
セルフタッチには、ストレスだけでなく、考え事をしているとき、退屈しているとき、会話中、単なる癖など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、
「顔をよく触っている=疲労やストレスが溜まっている」
と判断することはできません。
ただ、普段はあまり顔を触らないのに、
「忙しい日は額に手を当てることが増えた」
「仕事の後半になると目元を触っている」
「考え事をしているといつも頭に手が伸びている」
など、自分の行動に変化があることに気付いたら、少し休息を取るきっかけにしてみるのも良いでしょう。
無意識に触れる場所に、疲れを感じていることも
デスクワークやスマートフォンの使用が続く現代では、長時間同じ姿勢になりやすく、目元だけでなく首や肩にも負担を感じやすくなります。
気付けばこめかみを触ったり、後頭部に手を当てたり、首を揉んだりしている方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、その場で数分目を閉じる、席を立って身体を動かす、深呼吸するなど、意識的に休憩を入れてみるのもおすすめです。
「疲れてから休む」のではなく、無意識の行動を、自分の状態に気付くきっかけにすることも大切です。
頑張り続けた頭と身体に、何もしない時間を
La HEADは、新宿西口駅から徒歩3分にある完全個室のヘッドマッサージ・ドライヘッドスパ専門店です。
La HEADでは頭だけを施術するのではなく、首・肩・腕までを一体としてケアしています。
仕事中、無意識にこめかみや頭を触っている。
気付けば首や肩を揉んでいる。
そんな日が続いている方は、日々頑張っている自分の身体に意識を向け、ゆっくり休ませる時間をつくってみてはいかがでしょうか。
完全個室の静かな空間で、何も考えずに過ごすひとときをご用意して、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。


