疲れたときは座るより横になる?研究から見る姿勢と休息の関係

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仕事から帰ってきて、

「ちょっと疲れたから座ろう」

とソファに腰掛ける。

そのままスマートフォンを見ながら30分。

そんな休み方をしている方も多いのではないでしょうか。

一方、本当に疲れた日には、

「もう横になりたい……」

と感じることもあります。

では、純粋に身体を休ませることを目的とするなら、座るのと横になるのではどちらがよいのでしょうか?

結論からいうと、身体への負担を減らして休むことを優先するなら、座り続けるより横になって身体を預ける方が休息姿勢として適しています。

座っていても、身体は完全には休んでいない

椅子やソファに座ると、立っているときより楽に感じます。

しかし、座っている間も身体は何もしていないわけではありません。

頭や上半身を支え、姿勢を維持するために、首や背中、体幹などの筋肉は働いています。

特にデスクワークをしている人の場合、仕事中だけでも長時間座っています。

そのため、

8時間座って仕事をする
↓
疲れたからソファに座る

という休み方では、姿勢は変わっても「座り続ける」という状態そのものは大きく変わりません。

もちろんソファにもたれかかるだけでも負担は軽くなりますが、純粋に身体を休ませたいのであれば、もう一段階身体を預ける方法があります。

それが横になることです。

横になると「身体を支える仕事」を減らしやすい

横になる大きなメリットは、頭や背中、骨盤など身体の広い範囲をベッドやソファへ預けられることです。

身体を支える面積が増えることで、座っているときよりも姿勢を維持するための筋肉の活動を減らしやすくなります。

「疲れたら横になりたくなる」という感覚は、ある意味では自然なものといえるでしょう。

ただし、ここで重要なのは、

「横になった=十分に休めている」

とは限らないことです。

身体を横にしながら仕事のメールを確認したり、SNSやショート動画を次々と見たりしていれば、視覚や注意は新しい情報を処理し続けています。

そこで、もう一つ意識したいのが「目を閉じる」ことです。

眠らなくても「静かに休む」研究がある

近年、睡眠研究や認知科学では、Wakeful Rest(静かな覚醒休息)と呼ばれる状態について研究されています。

これは眠るのではなく、目を閉じるなどして、新しい刺激をできるだけ入れず静かに休む時間のことです。

特に研究が進んでいるのが「記憶」との関係です。

新しいことを覚えたあとに、別の課題や情報処理を行うのではなく静かに休むことで、直前に覚えた記憶の保持にプラスに働く可能性が複数の研究で報告されています。

これは「10分横になれば疲労が○%回復する」という研究ではありません。

しかし、休憩中まで次々と新しい情報を入れるのではなく、何もしない時間をつくることにも意味がある可能性を示す興味深い研究です。

疲れたときは「10分横になって、何もしない」

では、実際にはどう休めばよいのでしょうか。

自宅など横になれる環境であれば、

スマートフォンを置く
↓
ソファやベッドに横になる
↓
目を閉じる
↓
10分程度、何もしない

というシンプルな休み方を試してみてもよいでしょう。

ポイントは、「休憩時間を別の刺激で埋めないこと」です。

スマートフォンを見ること自体が悪いわけではありません。

ただ、

仕事でパソコンを見る
↓
休憩でスマートフォンを見る
↓
またパソコンを見る

となれば、一日を通して画面から離れる時間がほとんどなくなってしまいます。

疲れたときくらいは、身体だけでなく目も情報から離してみる。

それだけでも、普段とは違った休憩時間になります。

「横になりたい」と思ったら、しっかり休む

もちろん、疲れるたびに横になれるわけではありません。

仕事中なら数分席を離れたり、軽く身体を動かしたりする方が現実的でしょう。

しかし自宅にいて、「今日は身体を休ませたい」という目的なら、無理に座り続ける必要はありません。

身体をソファやベッドに預け、目を閉じて静かに過ごす。

La HEADでも、完全個室のリクライニングチェアに身体を預け、目を閉じた状態で、頭だけでなく首・肩・腕までゆっくりとケアしています。

普段は仕事や家事、スマートフォンなどで、身体も頭も「何かをしている時間」がほとんどです。

だからこそ、疲れたときは、

座ったまま何かをするのではなく、横になって何もしない。

「休む」と決めた時間くらいは、しっかり身体を預ける。

そんなシンプルな休み方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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