
仕事に集中しているとき。
パソコンやスマートフォンを長時間見ているとき。
ふと自分の顔に気づくと、眉間にギュッと力が入っていたことはありませんか?
怒っているわけでも、不機嫌なわけでもない。
それなのに、疲れてくると自然と険しい表情になってしまう。
実はこれには、目の使い方や集中、ストレス、そして顔にある「表情筋」が関係しています。
さらに、自分では単に疲れているだけでも、その表情が周囲には「怒っている」「話しかけづらい」と伝わってしまうことも。
今回は、何気なく寄せている「眉間のシワ」について掘り下げてみましょう。
眉間にシワをつくっている「皺眉筋」とは?
眉間周辺には、皺眉筋(しゅうびきん)という小さな表情筋があります。
皺眉筋が収縮すると眉が内側・下方向へ引かれ、眉間に縦方向のシワが生まれます。
怒った顔や困った顔を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
しかし、皺眉筋は「怒っているときだけ」に働くわけではありません。
例えば、細かい文字を読むときや画面を注意深く見るときなど、何かを集中して見ようとする場面でも眉間周辺に力が入ることがあります。
さらに、眩しい場所では目に入る光を減らそうとして目を細めるため、目や眉の周辺に力が入りやすくなります。
仕事に集中しているうちに険しい顔になっているのは、本人の機嫌とはまったく関係がないこともあるのです。
ストレスや感情でも眉間の筋肉は反応する
さらに興味深いのが、感情と表情筋の関係です。
心理学や神経科学の研究では、顔の筋肉のわずかな活動を「表面筋電図(EMG)」によって測定する方法があります。
皺眉筋はその代表的な測定部位の一つです。
研究では、一般的に不快な画像やネガティブな感情を伴う刺激に対して、皺眉筋の活動が高まりやすいことが知られています。
つまり私たちの顔は、「笑おう」「怒った顔をしよう」と意識して動かしているだけではありません。
ストレスを感じる。
難しいことを考える。
目の前の作業に集中する。
こうした状態に伴って、自分でも気づかないうちに表情筋の活動が変化していることがあるのです。
一日の終わりに眉間や額が疲れたように感じる方は、長時間そこに力を入れていたのかもしれません。
疲れた表情が、周囲には「怒っている」に見えることも
ここでもう一つ考えたいのが、自分の表情を見ているのは自分だけではないということです。
私たちはコミュニケーションをするとき、言葉だけではなく相手の顔からも多くの情報を読み取っています。
眉を寄せた表情は、状況によって怒り、不快感、心配、困惑などの感情を推測する手がかりになります。
そのため、自分では、
「仕事に集中しているだけ」
「目が疲れているだけ」
「考え事をしているだけ」
だったとしても、周囲からは、
「怒っているのかな?」
「機嫌が悪そう」
「今は話しかけない方がいいかな」
と受け取られてしまう可能性があります。
もちろん、眉間にシワがあるだけで相手の印象が決まるわけではありません。
しかし、疲労や緊張によって無意識につくられた表情が、意図しないメッセージとして周囲に伝わってしまうことがあるのは意識しておきたいところです。
「眉間に力が入っている」は休憩のサインに
仕事中にふと、
「また眉間に力が入っている」
と気づいたら、それを身体からの休憩のサインとして利用してみるのも一つです。
一度画面から目を離す。
目を閉じて眉間の力を抜く。
食いしばっていないか確認する。
肩をストンと下げる。
ゆっくり息を吐いてみる。
ほんの短い時間でも構いません。
顔だけを無理にリラックスさせようとするのではなく、目・頭・首・肩など身体全体に力が入っていないか確認するきっかけにしてみましょう。
特にデスクワークでは、画面への集中と同時に姿勢も固定されやすいため、定期的に立ち上がったり視線を遠くへ移したりすることも大切です。
表情をやわらかくするためにも、まず自分を休ませる
疲れているのに、さらに「笑顔でいなければ」と頑張る必要はありません。
大切なのは、表情だけを無理に変えるのではなく、その表情をつくっている自分自身の緊張にも目を向けることです。
La HEADでは、完全個室の落ち着いた空間で、頭だけでなく首・肩・腕までを一体としてケアしています。
仕事やスマートフォンから離れ、目を閉じ、何かを考え続ける時間から少し離れる。
普段、無意識に入っている力を抜いていただける時間を大切にしています。
気づけば眉間にシワが寄っている。
そんな日は、顔だけでなく頭や身体も頑張り続けているのかもしれません。
表情をやわらかくするためにも、まずは自分自身が力を抜く時間を。
忙しい毎日の中に、何も考えずゆっくり休む時間をつくってみてはいかがでしょうか。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。


